円谷プロが在宅応援企画「Stay At Home With ULTRAMAN」を始める

円谷プロが「STAY HOME」に一役買う「Stay At Home With ULTRAMAN」という在宅支援プログラムをスタートさせることになりました。

「ウルトラ空想科学時間」と題して、歴代ウルトラシリーズの中から、メッセージ性の強い厳選10ストーリーを公式YouTubeチャンネルに翌月末まで無料配信するとのことです。

ウルトラマンシリーズはメッセージ性の強い作品が多いから、心がすさみがちの現状では心に響くものが多いでしょうね。

シリーズがスタートして来年で55周年ですが、そのメッセージ色褪せないのがすごいです。

「ウルトラ空想科学時間」配信ストーリ10作品

肝心の配信ストーリーと、伝えたいメッセージですが

●5月
5/03(日)【優しさを失わないでくれ】『ウルトラマンA』第52話「明日のエースは君だ!」
5/10(日)【自分にできることを】『ウルトラマン』第37話「小さな英雄」
5/17(日)【心で繋がろう】『ウルトラマンマックス』第15話「第三番惑星の奇跡」
5/24(日)【命を守る仕事】『ウルトラマンメビウス』第33話「青い火の女」
5/31(日)【力を合わせよう】『ウルトラマンタロウ』第34話「ウルトラ6兄弟最後の日!」

●6月
6/07(日)【君が未来を作る】『ウルトラマンダイナ』第20話「少年宇宙人」
6/14(日)【どんな遠くてもつながる心】『ウルトラマンコスモス』第42話「ともだち」
6/21(日)【勇気をもとう】『帰ってきたウルトラマン』第51話「ウルトラ5つの誓い」
6/28(日)【信じる力】『快獣ブースカ』第4話「ブースカ月へ行く」

●7月
7/05(日)【あきらめるな!】『ウルトラマンネクサス』第37話「絆~ネクサス~」

上記のラインナップが予定されているようです。

1本目が『ウルトラマンA』の最終回のストーリーということで、さっそく5月3日の10:00~配信開始になります。

どのストーリーも「なるほどな」と思わせるチョイスですね。

 

ただ、メッセージ性ということなら一番メッセージ性が強い作品だった『ウルトラセブン』から1作品も選ばれていないのが以外ですね。

第8話「狙われた街」(メトロン星人)で、セブンがメトロン星人をあっさりアイスラッガーで真っ二つにした後のエンディングナレーションでの、

我々人類は今、宇宙人に狙われるほど、お互いを信頼してはいませんから」という衝撃的なセリフ!

50年以上前の日本でも既にそんなことがもう言われている時代だったんですね。

 

それでも今より全然良かった時代だと思うんですよ。

ほら、昭和の頃って普通に玄関の引き戸をガラガラと勝手に開けて「ごめんください」って入れたでしょ?

今そんなことできるのは『サザエさん』の世界くらいで、現実にそれやったら不法侵入で通報されかねない時代です。

あの頃よりずっとずっと人と人の心の間に高く厚い壁ができているわけです。

 

他にも第26話の「超兵器R1号」で、宇宙人に対する兵器競争を焚き付ける地球防衛軍の司令官に対してモロボシ・ダン(ウルトラセブン)が言い放った

「それは・・・血を吐きながら続ける悲しいマラソンですよ」というセリフ。

言うまでもなく、東西冷戦下で核兵器開発競争が過熱していた当時の世界に対する皮肉でもあります。

結局今でもそれは変わっていませんね。

 

42話の「ノンマルトの使者」で、人間が「侵略者」の側であるかのように描かれ、苦悩するウルトラセブンの姿とか。

とにかくメッセージ性の強いストーリーばかりなのに1つも選ばれてないとは(むしろ子ども向けとは思えない作品)

やはりちょっと暗すぎるからですかね?

セブンは作品全体的に暗いイメージが漂ってるし、破滅的ストーリーだった『ウルトラマンレオ』以上に暗いイメージなんですよね。

モロボシ・ダンがいつも険しい顔をしていて、あまり笑顔を見せなかったこともありますし。

なんとなく「人間味」がないというか・・・実際「人間」ではありませんが。

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ウルトラマンA最終回でエースが子どもたちに残したメッセージ

 

とにかく、1発目は『ウルトラマンA』の最終回「明日のエースは君だ!」に決まったようです。

これはもう有名なあのメッセージを真っ先に伝えたいからだというのはわかりますよね。

最強の敵(・・・はヒッポリトかエースキラーかな?)の1人である「ジャンボキング」を倒したエースは、

子どもたちに以下のような言葉を残して地球を去り光の国へ帰っていきます。

優しさを失わないでくれ。

弱いものをいたわり、互いに助けあい、

どこの国の人達とも友達になろうとする気持ちを、失わないでくれ。

たとえ、その気持ちが何百万回、裏切られようと...

それが私の最後の願いだ。

 

このメッセージは34年後に放送された『ウルトラマンメビウス』44話の「エースの願い」で、ウルトラマンAが客演して

北斗星司(演・高峰圭二)がゲスト出演してメビウスに同じセリフを語るシーンが描かれ、

このセリフの重要性を改めて伝えています。

 

そして、三度このメッセージが令和の時代にも伝えられることになりました。

すさんでしまった日本人の心にどれだけ響くのか。

時代がずっと悪いこともあるけど、ネットの普及が人の心をささくれ立ったものにさせた側面も確実にあります。

このメッセージがどのように響くのか・・・反響が楽しみですね。

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